博多においてですが、
これまでラーメンに比べてうどんが注目されてこなかった理由の一つに、
創作系がそれほど支持されてこなかった点がある、と思っています。
最近はテレビの影響、出店ラッシュもあり、
うどんの注目度は増しておりますが、
「やっぱり、博多はゴボウ天うどんたい」
といった声が根強い。
それはゴボウ天うどんを“豚骨ラーメン”に入れ替えても成り立つ、
なんとも不思議な博多方程式。
山笠を愛するように、伝統や人情、歴史を重んじる博多ならではの気質なのかもしれませんね。
うどんがますます盛り上がるには、、、
異端的な、型を破るような、
そんなうどんが街場に増え、
それを愛する文化が根付く必要があると思っています。
『うどん大學』さんで楽しめる担々うどんは、
まさに創作系と形容できる一杯です。
温とひやが選べ、この日は蒸し暑かったこともあり後者をチョイス。
まろやかなゴマのコク、ラー油の刺激というような
担々麺の説明がぴったり当てはまるわけですが、
麺が中華麺ではなく、うどんになるとこれほど違うのか、
と頬が緩みます。
キュッとしまった細めの麺はほどよい弾力感。
中華麺に比べると何倍も太い麺が、その太さの分のスープを絡め取るわけですから、
舌に伝わるコクも刺激も倍増。
結論、タマラナイ。
もう一つの写真は別日に楽しんだすじ釜うどん。
川路あずささんのトークライブの後に、
溝口くん、石原くん、林さん、定松さん夫妻、松尾さんらと味わいました。
食通のみなさんとワインを傾けつつ、舌鼓を打つ。
そう、こちらはソムリエがチョイスするワインも自慢の一つなのです。
うどんの楽しみ方が広がりますね。
ゴボウ天も好きですが、
創作系の魅力もさらに追求していきたいな。
おごちそうさまでした !!。