カロリー高め、やっぱり最高だ。
前回、皿うどんに大変感動した春陽軒。
いやいや、ラーメンも食べておかねば、と再訪した。
店構えは大衆中華の模範的な佇まい。
赤色のかすれ具合がたまらない。
店に入ると見慣れたL字型のカウンター席がコンパクトに広がり、
14時くらいの来店だったが、ほぼ満席だった。
家族で営んでいる、アットホームなスタイルに相変わらずグッとくる。
注文したのは、前回の思い出の品、皿うどん。
そして、安定の焼飯。
そしてそして、ラーメン。
ラーメンを食べてみて、思わず目尻が下がる。
ふわりと静かな豚骨だしの旨みが広がった。
脂っ気はそこまで効いてないため、
いっそう豚骨のフレーバーが際立つ。
そして次にやってきた焼飯を頬張る。
これが、会心のうまさ。
一粒一粒が調理された料理のようで、
その集合体を贅沢に咀嚼する感じ。
決して高くはない、ワンコインの一品なのに、
とにかくリッチ感がある。
おもむろにラーメンのスープを口に含めば、
ジャストマッチな相性の良さ。
皿うどんはラードがカリッと主張する“男”味だった。
そうそう、これこれ。
自然と頷く格好で、食べ進めてしまう。
ちゃんぽん麺に脂のコクがしっかり馴染んでいて、
塩気、出汁の利かせ方が絶妙なんだよなあ。
塩気と脂が効いた炭水化物って美味いよねえ。
ついつい時折、無性にかき込みたくなる。
そんな欲求に苛まれた時は、ここを思い出し、
皿うどん、焼飯、ラーメンで気持ちを沈めてほしい。
罪悪感を感じつつも食べる一品って快感ですよ。
おごちそうさまでした !!。