高知名物の鍋焼きラーメンは食べた。
次はどうしようかと、、、と言いたいところだが、
幸い2軒目はすでに心の中で決まっていた。
「高知でラーメンを食べるなら」と教えてもらっていた「丸太小屋」さん。
店に着いたが、着かなかった。
きちんと説明すると、いったん着いたのだが、
そこが店であることが全然わからなくって通り過ぎてしまったのだ。
外観の写真をちょっと見てほしい。
鬱蒼としたという表現がぴったりなほどネイチャー。
結構な大通り沿いだったのに、全然目立ってない。
いや、むしろ目立っているのかもしれないが、
ラーメン店というイメージから、この外観は想像できなかった。
まあ、よく見れば脇にオレンジの看板があって、
丸太小屋、中華そばと書かれてはいるが、
初来店のぼくにとって、それを運転しながら即座に発見するのは不可能。
ということでUターンしての訪問となる。
さすがの人気店。もうすぐランチタイムが終わろうとする時間帯なのに、
店頭には待ち客が4人。
しばらく待っていると、後ろにさらに2組並び、そこでちょうど昼は終わり。
ぎりぎりセーフだった。
店に入ると丸太小屋という名のとおり、全方位ウッディ。
完全にログハウスだった。
相席となり奥のテーブルに座ってメニューを検討。
基本のラーメンが500円。
にんにくラーメンやみそラーメンが人気だと聞いていたが、
なんとなく直感で生姜ラーメン600円をオーダーした。
まず分厚いチャーシューが目を引く。
脂身もそこそこな、見るからにジューシーなのが2枚。
そしてもやし、きくらげ、ネギという布陣で、
生姜はスープにすでにほどほど馴染んでいて、
一口目から生姜の清涼感が舌に伝わる。
そして、塩ラーメンともいうべき透明スープに、
この生姜がジャストマッチ。
甘みそこそこのスープはまろやかな味わいで、
そこにアクセント的な要素が加わることで味わいに奥行きがでる。
そしてほんのりウェーブした中細麺が合う。
細麺ではインパクトに欠けてしまい、太麺だと野暮。
この中細がしっくりと馴染む。
ご当地で昔から愛されているんだろうな。
ぼくのような県外から来た人間においても、
どこかしら親しみを感じるような、
そんな人懐っこさが心のずっと奥の方まで届いた。
おごちそうさまでした !!