このお店のことを知ったのは、かれこれ8年くらい前だろうか。
いや、もう少し前かもしれないな。
確か、情報誌さんのお仕事で取材に行ったんだと思う。
その当時はまだ“古民家”という響きも随分新鮮で、
街にはちょこちょことそういう雰囲気、佇まいを
ウリにしたお店が増えていた。
「アルバーカロ」さんもそんな切り口での取り上げ方だった。
築50、60年くらいの古い民家を改装し、
イタリアンの店を始めたのだとおっしゃっていた。
いわゆる阿蘇の山奥にあるような古民家ではないけれど、
当時の僕にとってすごく落ち着く空間で、
とても好印象で、何かの記念日にも利用したことがある。
久しぶりの来店。
前回からは、たぶん5年くらい経っていたのかな。
ふらりとランチにお邪魔した。
店内の雰囲気は全然変わっていなくて、
あの当時に感じなかった「この場所にしっくりきている」ような
印象がアップデートされた。
ランチでの来店は初めてだったのだけれど、
すごく良かった!
1000円でパスタと前菜的プレート、ドリンクが付く。
生麺パスタに変更すると+200円ほどだが、
全然OKな感じ。
お隣でデリのお店を営んでいるというのも手伝って、
前菜的なプレートがなかなかのクオリティ。
お酒が飲める日だったら確実にワインを飲んでいた。
で、生麺のトマトソースパスタが好み。
贅沢な素材感を伝える一皿で、
肉も、トマトソースも、惜しみない感じ。
料理人さんはお見受けする感じだと結構若い印象だったけど、
パリっとコントラストを効かせてあって、
しっかりと記憶に残る。
パスタの食感もモサモサとしておらず、
悪い記憶になるような要素が一切ない!
おごちそうさまでした !!