やっぱり中毒性がある。
これまで家系ラーメンにはそれほど縁がなく、
数多く食べてこれたわけではない。
そもそも福岡には家系のお店は少数、
馴染みがなかった。
ただ、忘れもしない六角家との出会い。
henoさんも書いていたけど、
ぼくもここのラーメンを食べて六角家を思い出した。
家系ラーメンとは横浜市で誕生した豚骨醤油ベースのスープと、
それに合う太いストレート麺が特徴。
生まれも育ちも福岡のぼくにとって、
醤油がきっちりと主張してくる濃厚スープはガツンと脳天にくるもので、
その当時は鶏油なんて言葉も知らなかったけど、
未体験で、驚きの連続だった。
麺、味、脂が指定できるので、
味のみ濃いめにし、残りは普通で注文。
ちょうど13時くらいだったが、店はほぼ満席で、
ご主人がテンポよく調理していた。
運ばれてきた一杯は脂がぎらりと光り、
スープそのものはマットな質感。
その二層の、なんともいえない底なし沼のようなビジュアルに、
そうそう、これこれと言わずにおれようか。
スープを飲む。くぅと脳内で唸る。
きっちり、醤油が効いていて、そしてもちろんどっしりとコク。
ほのかに粘度を感じるスープの中から麺をたぐる。
中太の麺にスープがしっかりとまとわれていて、
麺は見た目よりも重く感じられた。
食感はプリプリとしていて、噛む、噛む。
そしてスープをちびりとやる。最高だ。
忘れてはいけない。ご飯がある。
海苔をスープに浸し、ご飯の上にのせ、
箸で米をなるべくたくさんくるんで口へ。
一度知ると、もうご飯なしでは生きていけない。
卓上に置かれた豆板醤もまた、気が利いている。
これをご飯にのせ、海苔を・・・以下略。
ご飯が何杯でもいけてしまいそう。
ご飯主体で攻めたいなら脂多めも大いにアリ。
おごちそうさまでした !!。