気さくでおおらか、豪快な大将。
ワハハと笑う顔は周りを幸せにする。
とにかく話しかけてくれる。
他愛のない話、近況、うどんの小話、
うどんに夢中で、目の前の人に興味があって、
いつお開いている印象。
調理中の表情は厳しく、提供する目は自信に満ち、
見守る姿はどこか心配そう。
うどんを食べに行っているというより、
大将に会いに行っていると言っても良いくらい。
栖鳥(すどり)かま玉は甘辛く煮込んだ酸味のある鶏皮を
釜玉うどんにのせた一杯。
噛み締めるとジュワッと甘みと酸味のコントラストが口に広がります。
圧力釜で茹で上げた麺は唇の上でブルンと弾み、
口の中でムニンと暴れ、ツルンと喉を過ぎていく。
グラマラスな食感がヤミツキになります。
夏場にはざるうどんも登場。
滑らかさが際立ち、表面の光沢は宝石を思わせます。
そして揚げいなり。いなりを天ぷらのように揚げる。
こうやって文字にするとなんてことはなさそうですが、
圧倒的に旨いです。2度言いますが、圧倒的です。
おごちそうさまでした !!!