激戦区に名店あり。
やっぱり競争があると、洗練されていくんだろうな。
関西でのお仕事を終え、
単独、奈良までラーメンを食べに出掛けてみた。
福岡在住のぼくにとってそれほど馴染みはなかったが、
奈良ラーメンという確立されたジャンルがあり、
関西方面ではその人気は広く知られているようだ。
ちょっと調べてみると、中心地にはもちろん、
人里離れた場所に人気店があるそうで、
味についてもあっさり系から濃厚系までさまざまなんだとか。
ぼくのなかでは無鉄砲系の印象が特に強かったので、
京都と並び、濃厚スープのラーメンが親しまれているのかなと
思っていたが、その振り幅はかなり広いみたい。
ということで、、、
奈良滞在は午前中のみだったため、
とりあえず朝早くに出掛けて大仏様を拝み、
その後、昼の一麺を熟考する。
選んだのが、「麺屋NOROMA(ノロマ)」さん。
前情報で結構並ぶと知っていたので、
張り切って開店20分くらい前に行くと、
思いっきりポールだった。
ので、ちょっとコンビニで時間を潰し、
戻ると2人ほど並んでいたので、その後ろへ。
鶏そばと、ランチセットの餃子セットを注文
オーダーしたのが、特製の鶏そば。
ここは濃厚鶏白湯が人気を博しており、
ラーメンとつけ麺がある。
色艶のいいレアチャーシュー、
シャッキリと角が立つネギ、
光沢のある煮玉子、端正に並ぶカイワレ、
なんとも品がある佇まい。
なんだけど、その下には如何にも高濃度そうな、
ワイルドな表情をした浅黒スープが
手招きするかのように顔を覗かせている。
このギャップに弱い。ギャップ萌え。
スープを啜ると、
そう、思わず吸うじゃなくって啜ると言いたくなるくらい、
とろみがほどよくある。
唇を伝ってずるりと引きずり込まれていく感じ。
ただ、どろどろじゃなくって、さらり感もあって、
とってもバランスが良いのが印象的。
麺は平打ちで、その幅は5mmほど。
これがものすごく、スープに絡む。
この麺があるからこそ、
スープをギト寄りにしすぎなくて済むんだろうな。
スープと麺でしっかり美味い。
チャーシューがしっとりジューシーで、
とっても気に入ったけど、
このポテンシャルなら、特製でなく、普通でもよかったかも。
おごちそうさまでした !!。