看板に掲げられたのは、自家製手打ち麺という言葉。
沖縄そば自体、普段、接する機会が少ないので、
なるほど、麺にこだわるお店もあるのかと感心した次第です。
ということで、ちょっと郊外にある人気店『ちょーでーぐぁ』さんへ。
店に入ると、耳に聞こえるのは沖縄民謡。
テーブル席が真ん中にあり、店の一角にはお座敷もありました。
見れば家族連れも多く、団欒の光景が広がっている。
注文したのは、「ちょーでーぐぁすば」(600円)。
湯で時間が少々かかるため、セルフサービスのもずく酢をいただきつつ、
のんびりと麺を待つ。
店内は活気がありましたが、何だか沖縄のゆるやかな時間は変わらず。
やってきたすばは、シンプルな佇まい。
軟骨ソーキ、かまぼこ、ねぎ、細切りのしょうがが麺の上に。
澄んだスープは見た目どおりのすっきりとした味わい。
カツオがきっちりと効いていて、
かといって一般的なうどんや蕎麦と違って、
動物性の旨味も備わっています。
ソーキはふわふわトロトロの食感で、味もしっかり染みていますが、
外に広がることはなく、
スープそのものの味はしっかり保たれていました。
生麺のムッチリとした食感はなかなか痛快で、
ほどよく入ったウェーブのおかげで汁をちゃんと絡めとります。
食後はサービスで付いてきた「ちんすこう」を。
このほっこり感、好きだなあ。
おごちそうさまでした !!