覚悟は入口の横にあった。
高級居酒屋・田中田グループで培った一品料理の確かな味、
価格をあえて設定しないスタイル、
大衆酒場のようなざっくばらんとした雰囲気、
そして、名店・稲穂仕込みの純手打ちのうどん
これらが見事に調和し、人気を集める二○加屋長介さん。
その待望の2号店「釜喜利(かまきり)うどん」が大名に登場します。
8/29がグランドオープンですが、本日、8/20からゆるやかに営業しています。
ということで、さっそくお邪魔してきました。
店に入って最初に驚いたのが、
入口横にあった製麺室です。
下世話な話をすれば大名といえば賃料が高いことで有名です。
僕が経営者なら、少しでも席の数を増やし、
お客さんをたくさん入れたいと思うはず。
が、入口横にあったのは製麺室でした。
客席を減らしてでも、製麺室を設けた。
無言の覚悟を感じました。
提供するのは、うどんと丼、そして一品料理の数々。
上記にメニュー表を一式掲載しておりますので、
ぜひぜひじっくり眺めてくださいませ。
本わさびざる、油うどん、小柱かきあげ丼、太巻きトンカツ、
穴子一本揚げ、だしまき、ゴマサバ、気になるメニューが盛りだくさん。
僕が特に注目したのは2点。
長介にはない丼もの、そしてビールの安さです。
長介のダシは美味い。そのダシを使った丼を食べてみたい。
かねがね思っていたもんですから、これは本当に嬉しい。
この日はセットで注文できるミ二親子丼を味わいました。
卵のとろとろ具合はうっとりする滑らかさ、
火が入っているのに鶏肉はふっくらとみずみずしく、
それでいてダシの旨味が染みています。
300円で追加できるわけですから、もうお得としか言いようがない。
カツ丼好きなシャレオツカメラマンI田氏にもぜひ食べてみてほしいですね。ね!
生中が450円なのも感激。500円以下って思い切ったなあと思いました。
これはうどんと丼が軸にあるから??
気軽に通える店には、気軽に飲めるビールがあると嬉しい。
そんな心の声が汲み取られているような気がしました。
ちなみに、生中に限らず、ドリンク類は総じて価格は抑えめです。
確かな一品料理揃いですので、チョイ飲みどころか、ぐい飲みできますよ。
さて、うどんです。
せっかくのオープンですので、甲斐スペシャルという1000円のうどんを思い切ってチョイス!
上質な和牛を使った特製のぶっかけうどんだそうで、
そのフレーズに惹かれました。
麺は塩気が弱めで長介に比べてやさしい印象でした。
味を変えているのかな、と思って店主に聞くとたまたまだとか。
これくらいのやさしさでも僕は好きだなあ。
あ、うどん好きゆえ、どの味も結局は好きなんですが。笑
牛はさすがのやわらかさで、味がじっくり染みてます。
うどんと一緒に咀嚼すると、ジワジワと旨味が口に広がる。
おごちそうさまでした !!!